結
今回は、癒しの旅だったので、その目的は十分達したと言えるでしょう。
トータルの金額も30万いかなかったし、民泊も良かった。
そりゃ、嫌な思いもしたけれど、特によかったのはポーランドのクラクフ。
チェコは観光地なので、観光体験は割り引いて考えている。
そこまで観光地でないポーランドで、歴史ある町並み、
公園でくつろぐ人々、ローラースケートで夜の街を走る中学生の集団。
そして、ラジカセから鳴らしてた曲が、「You make me」だったのも良いです。
それに比べると、一泊しかしなかったワルシャワはほとんど見ることができていない。
今年のゴールデンウイークは、後半にも予定が埋められていて、
ブログをまとめるのに時間がかかってしまった。
私の場合、「地球の歩き方」を買ったときから旅行が始まり、
ブログの記事を「はてな」にアップしたときに旅行が終わる。
それゆえ、旅行を閉められないままズルズル仕事に入ってしまった。
けじめをつけるために、ここで筆を置かせていただきます。
また次回、どこかで。
名誉回復
昨日の対応が、あの店だけであることを確かめるために、今日もポーランド料理店に行ってみよう。
ワルシャワで訪れたこの店。
こちらも伝統料理が売りの店だ。
女性店員の民族衣装がかわいらしい。
となりの席が日本人グループだったので、残念ながら料理の写真を撮るのはやめた。
食前酒、cavaをグラスで。
(スペインだけどね)
水も頼まれますか?ときかれたので、無炭酸のものを1ボトル。
前菜はシェフのお勧め、アスパラガスのサラダ。
それと、メインで、豚の煮込み。
「perfect」
って言われた。うんうん、いい接客じゃないですか。
アスパラガスのサラダ。
アスパラガスを煮たものに、バターや卵、きのこのみじん切り。
ハーブが乗ってる。
「This is really good.」って言いました。
それから豚の煮物。
どこの部分だろう、臀部かな?
丸ごとお皿に乗っかってて、見た目のインパクト大。
写真でお見せできないのが残念。
玉ねぎの煮物などが周りに乗せられている。
なんというか、純朴な味。
チェコ料理が、ソースで味付けするものであるとすれば、
ポーランド料理は、素材の味をそのまま味わうのかな。
脂肪の部分などもあるので、ちょっと厳しかったが、何とか完食。
お会計93zにチップもプラスし、
ダブルチェック、と、お会計を二度確認してくれたところも良いです。
ここの接客天国ですね。
「Thank you very much.」
って言ってお店を後にしました。
ワルシャワへ
翌日は、準備万端整えて、昼の12時にホストさんと待ち合わせ。
いやー、実に良い民泊でした。
チェックアウトしてから駅で1時間ほど時間をつぶして、インターシティ(新幹線のようなもの)でワルシャワを目指す。
座席は中央から固定式で、私の乗った席は後ろ向きに走ることになった。
各座席にコンセントあり。wifiは不明。
ポーランド語と英語でアナウンスしてくれるのはよいのだが、
英語になまりがあるし、固有名詞が早すぎて、
「station」
とか
「good bye」
ぐらいしか認識できない。
液晶ディスプレイはあるのに、流れているのは広告で、
いま、どこを走っているか分からないのは不安なものである。
ここは日本の新幹線のように、吹き込みでアナウンスが正解かな。
トホホな体験
実は私は、エスニック料理のブログも持っていて、
ポーランド料理はレポートしたことがないので、
オーセンティックな店に行って書こうと思っていた。
店名は伏せるが、クラシカルな店に行った。
お好きな席にお座りください。
と、ここまではよかった。
どうも、対応がつっけんどんで、「英語ができない」と思われてるのかな?
伝統的ポーランド料理、というので、カツレツのようなものを注文した。
それとお勧めを聞いて、スープも。
飲み物はビール。
WARCAと言うビール。
あっさり目でおいしい。
それからスープ。
これは、牛のだしかな?きのこが入っている
非常においしい。ポーランド料理って、こんなにおいしいんだ。
対応が悪いのは、コンバースにスウェットという格好で来たからかな?
でも、回りの欧米人も似たような格好だしな。
カツレツ。
うーん、一人には多い量。
あてに、パンがつくのかと思っていたけど出なかった。
シンプルなカツレツの味だ。アルファルファ(牧草の一種)が添えられており、
下には、ナポリタンの具のようなものがつめられている。
ポテサラも添えられている。
これは2人で取り分けるのがベストかな。
コーヒーを頼んでから、お会計。
71z
安い。
値段も味も言うことなしなのだが、この上から目線の対応は何だ。
チップは払いたくなかったが、そういうわけにも行かず。
それまで、ポーランド好きになりかけてたのに、一気に冷や水を浴びせられた。
よって、この記事は、エスニックのほうのブログには載せない。
帰り道に、Gentleman's club(ストリップ)の客引きに合ったのもトホホな体験となった。
クラクフへ
翌朝、
朝9:40のバスで、ポーランドのクラクフへ向かう。
これはLCCバスなのかな?やけに安いけど。
空いていたので、二席を独り占めできた。
車内はWifiがつながるので、日本にいる友達とLineで遊ぶ。
確かに交通機関のWifi環境に関しては、欧州の方が進んでいるな。
途中で5分停車。
売店で昼食のサンドイッチを買う。
戻ってくると、バスがいない。
いま走り出したあのバスかな?
猛ダッシュで追いかける。
バスは止まってくれたが、
「このバスじゃないよ」
と言われる。
バスターミナルに戻ると、バスはちゃんといて
「何をやっていたんだ!」と言う身振りで怒られる。
まあ、でも、どこだか分からない街に置いてけぼりにされなくて良かった。
プラハの晩餐
せっかくプラハまで来たのだから、
倹約ばかりじゃなくて、ちゃんとしたレストランにも行ってみたい。
訪れたのはこちら、「Restaurant Ungelt」
外観の写真を取っていると、店員さんに「どういたしましたか」
と呼び止められる。
「ここで食事したいんです」
とこたえると、
「もちろんです。ようこそ」
店内に招き入れられる。
こんなゴージャスな店内では写真を取れないなあと思いつつ、
他に客が誰もいなかったので
「写真をとってもいいですか?」と聞いてみた。
「かまいませんよ」
へー、聞いてみるもんだね。
まず前菜が出てきて、
ムースとピノからスタート。
そして、メインはこの店の「今日入った魚」を料理してくれるそうなので、
それまでの間のつなぎに、牡蠣か、「トト」とか言う一品を勧められた。
「トト?」聞いたことないな。それにして見ましょうか。
ドライアイスの上に、牡蠣貝を乗せ、その上にアイスクリームとフォアグラ、
海老が載っている、えらく高級そうな一品。
アイスクリームにも、魚介のダシが入ってて、おいしいですね。
メインと合わせるワインはリースリングを勧められた。
「リースリングは甘すぎませんか?」
ときいたら、
「そんなことないですよ、糖分も控えめでドライなワインです」
と、
この人はソムリエらしいので、任せることにしようか。
リースリング、確かに甘くない。
酸味がある。
そして、メインの川魚が運ばれてきて、目の前でさばいて骨をとってくれた。
天然塩を振りかけて、「召し上がれ」と。
魚そのものは淡白なのだが、ワインとの相性がばっちりだ。
「このワイン、とてもいいですね。」
と言ったら、
私の本当のお勧めはシュナンです。ボトル単位でしかお出ししていないのですが、
と言いつつ、グラスで出してくれた。
出してくれたのはいいのだが、バターのアロマ、複雑なアロマで、
味もミネラル分に富んでいるが、私の好みではなかった。
そして、デザートを頼むことにしよう。
チョコレート。
これには、プラハで醸造したワインがありまして、それが合うと思います。
ボトル単位でしかお出ししていないのですが、お求めになってはいかがですか?
「いやーバックパックで旅行してるので、運べないですよ」
と言ったら、これもグラスで出してくれた。
確かにチョコレートに合うワインだ。ポートワインみたいだね。
と、まあ、いろいろ良くしてくれたので、チップを弾もうと思ったら、
お会計が2991kcにもなっていた。
すいていたから、サービスしてくれたのかな。
プラハ最後の夜の、良い思い出になりました。
観光的なこと
民泊においてあるガイドブックを見てみると、
プラハにきたらカレル橋というところは見ておかないといけないようだ。
旧市街、火薬門からツェレトゥナー通りを通って、旧市街広場へ。
広場は人が多いけど、アジア系は少なく、いても中国・韓国・タイ人
日本語は聞かないな。
みやげ物屋を冷やかしながらカレル通りを通ってカレル橋へ
建物に重厚感があるね。
ヴルタヴァ河越しに見えるプラハ城も荘厳だ。
橋にはフランシスコ・ザビエルの像もあるそうだが、
どれがそれだか分からなかった。
一体一体の像の存在感がすごいね。
かなり昔にトレビの泉に行ったときも思ったけど、
いくら写真を見ても、実物にはかなわないね。
プラハ城はパスして引き返す。
アーチの下を通るトラムってのがおもしろい。