私の9.11

2008/9/11 20:00


西安最後の夜は、「西安飯店」で少し贅沢に締めよう。
iPodを聴きながら、6時半まで時間をつぶした。
タクシーで行くには近すぎるし、歩いていくのはちょっとつらい距離。
今思えば、タクシー代をケチったのがまずかった。
鐘楼の地下街のエスカレーターを上がり、何気なく腰のカメラを見たその刹那、マジックテープが外れ、カメラが盗られているのに気づいた。


やられた!!


いっぱい写真を撮ったのに。
いちおう、宿に戻り、カメラがどこにもないことを確かめると、すぐに、クレジットカード会社にコレクトコールをかけた。


何かの参考になるかもしれないので、この後どうしたかというと、
街中でおまわりさんに、電子辞書の「盗難」の訳を見せ、交番に連れて行ってもらった。
"Do you speak English?" と訊かれたので、
Yes と答え、英語のできる警官と電話で対応させてもらった。
年齢、旅行期間、カメラのメーカー、値段、なくした場所などを聞かれ、パスポートの提示を求められた。
海外で、警察のお世話になるのは、これで3度目だ。
なお、中国(西安)の警察は、権力を振りかざす風でもなく、親身に対応してくれた。


盗難証明は、今日発行できないようだ。
明日は、朝から発たなければいけないので、仮の証明書のようなものを発行してもらい、もう一度カード会社に電話をしたところ、この書類で大丈夫だとのことで、とりあえず一件落着となった。

結局夕食はユースのカレーだ。